除菌・消毒
2019.01.29

部屋が汚いと病気になりやすい?気をつけることは?

「汚部屋(おへや)」という言葉ができているほど、部屋の片付けが苦手な人は多いようです。部屋が汚いとホコリが溜まりやすくなりますが、そのような環境に住んでいると病気になりやすくなるのでしょうか。どんな物質が病気の原因になりうるのか、また何に気をつければよいのかご紹介します。

監修医師

監修 内科医 公衆衛生医師  成田亜希子 先生

汚い部屋

汚い部屋にいると病気にかかることはある?

結論から言うと、汚い部屋に住み続けることが病気の原因になることはあり得ます。室内で発生するハウスダストやダニ、カビなどはどんなにきれいな部屋にも存在しますが、それらがあまりにも多くなりすぎた場合に感染症などの病気にかかってしまうことがあるのです。また、人によっては家の中に蓄積したホコリやダニによってアレルギー反応が出ることがあり、その場合は目や鼻のかゆみ、くしゃみ、鼻水などの症状が現れます。

家の中は外からウイルスや細菌、ダニの死骸、花粉などのハウスダストが持ち込まれます。一方、締め切った部屋で過ごしていると、カビが発生することもあります。また、ホコリや食べかす、布団、クッションなどにはダニが繁殖します。普段から定期的に掃除や換気を行っていれば、これらの物質が多くなりすぎることはありません。しかし、片付いていない汚い部屋だと、どんどん増えてしまうことでしょう。また、ものが溢れかえっていると掃除がしにくくなるので、さらにホコリやダニが増えるようになります。

では、汚い部屋に住むことによって病気にかからないようにするためには、どう部屋の清潔さを維持すればよいのでしょうか。家の中に蓄積しがちな物質ごとに、対策をご紹介します。

健康を守るために気をつけるべきこと

病気にかからないために、ハウスダスト・ホコリ、カビ、ダニごとの対策を解説します。

ハウスダスト・ホコリ対策

部屋の中のハウスダストやホコリは、日中は人が動くことで空気中に舞っています。そのため、掃除をするときは寝ている間にホコリが積もった後の起床後がおすすめです。掃除機は風が排気されて、それがさらにホコリを散らしてしまうのでフローリングの場合はモップがけが良いでしょう。部屋の隅や、食べかすが落ちる椅子、ソファの下などは念入りに掃除してください。カーペットやマットはモップがけできないので、その場合は掃除機をゆっくり丁寧にかけるようにします。

カビ対策

お風呂場に発生するイメージが強いカビは、部屋の中でも発生します。特に結露ができる窓辺や、湿気がこもりやすい押入れ、納戸、下駄箱、家具の裏側などです。部屋の中に発生したカビは、カビ取り用洗剤や中性洗剤を吹き付けてしばらく置いてから濡れ雑巾で拭き取ってください。乾燥後は消毒用エタノールを吹きかけるとさらに効果的です。カーテンなどの布類もカビの発生場所となるので、定期的に洗濯すると良いでしょう。

カビ対策には部屋の湿度コントロールも欠かせません。1日に3、4回は窓を開けて換気してください。また、ただ開けるよりも対角線上にある窓を開けると効率的に換気ができます。その際は、風の入り口となる窓は15センチくらい、風の出口となる窓は全開にしてください。生活していると忘れがちなので、帰宅後は必ず換気するなど、なにかの動作とセットにしておくと習慣化できます。

結露は、冬場に温かい空気が窓で冷やされることで発生します。暖房の設定温度は控えめにして、着るもので防寒対策すると結露予防になるでしょう。

ダニ対策

ダニは、布団や絨毯、クッション、ぬいぐるみなどの布類に発生します。定期的な洗濯や天日干しで、ダニの増殖を抑えることができます。布団やクッションは洗濯するのが大変なので、天日干しがおすすめです。天日干し後は、掃除機でダニの死骸やフンも吸い取るとより効果的です。

また、ホコリが溜まった場所にも繁殖することがあるので、ハウスダスト・ホコリ対策と同じく、室内を清潔に保つように心がけましょう。

インフルエンザなどの感染症が流行っているときは、掃除と一緒に除菌を意識するとよいでしょう。家の中を除菌するものとしてはアルコールスプレーや次亜塩素酸ナトリウムスプレー、加湿器に入れて使う除菌剤、置型の空間除菌グッズなどが売られています。病気をもっと確実に予防したいときは、それらの製品も検討してみてください。

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