除菌・消毒
2019.01.29

赤ちゃんのおもちゃの消毒は必要?頻度は?どうやって?

我が子を有害な菌やウイルスから守りたいと思うのは、親であれば当たり前のことでしょう。特になんでも口に入れてしまう赤ちゃんの間は心配なことも多いと思います。この記事では、赤ちゃんが遊ぶおもちゃの扱いについて、消毒や殺菌が必要なのか、またどう消毒すればよいのかなどについて紹介します。

監修医師

監修 内科医 公衆衛生医師  成田亜希子 先生

赤ちゃんのおもちゃは消毒してもいいのか?

赤ちゃんのおもちゃを消毒する頻度や方法

赤ちゃんは大人と違ってウイルスや細菌などの病原体に対する抵抗力が低く、手に取ったものはなんでも口に入れてしまうため、衛生環境をとりわけ気にしている方は多いでしょう。結論から言うと、赤ちゃんのおもちゃは定期的にきれいにする必要があります。しかし、毎日遊ぶものなのでどのくらいの頻度で、どう消毒すればよいのか悩むところです。

厚労省が公開している保育所の感染症対策ガイドラインでは、洗えるものや洗えないもの、布類など素材ごとに管理方法を紹介しているので参考にしてみましょう[1]。

洗えるもの

赤ちゃんが口にするものは、基本的に遊び終わったら毎日洗うようにしましょう。定期的に日光に当てるようにするとより効果的です。

もし便や嘔吐物で汚れた場合は、水洗いした後に0.02~0.1%の次亜塩素酸ナトリウム液に浸した後、日光に当てて干すよう勧められています。

洗えないもの

赤ちゃんが口にするものは、遊び終わったら毎日濡らしたタオルなどで拭くようにしてください。定期的に日光に当てて干すとより効果的です。

もし便や嘔吐物で汚れた場合は、汚れをよく拭き取った後に、0.05~0.1%の次亜塩素酸ナトリウム液で絞った布で拭いた後、日光に当てて干すよう勧められています。

ぬいぐるみや布類

赤ちゃんは口にぬいぐるみなども入れるのは、目立った汚れが無くても定期的に洗濯するようにしてください。週一回程度日光に当てて干すと良いでしょう。

便や嘔吐物で汚れた場合は、汚れを落としてから0.02%の次亜塩素酸ナトリウム液に浸して、選択します。

次亜塩素酸ナトリウムは、ノロウイルスなどの汚染対策に使われる消毒液で、強い殺菌力を持ちます。赤ちゃん用の消毒薬にもよく含まれていますが、肌荒れを起こすことがあるため、取扱いには気をつけてください。また、金属を腐食させる作用があるので、ドアノブなどの金属を拭いた後は数分後に水拭きが必要です。

赤ちゃんの衛生対策は家族の協力も大切

赤ちゃんを有害な菌やウイルスから守りたいのであれば、赤ちゃんが使うものをきれいにするだけでは不十分です。家族から病気がうつらないように、家族もあわせて衛生対策を行いましょう。基本的な感染予防でも、正しいやり方で予防効果が高まります。

手洗いはお湯と石鹸で

手洗いは自己流で行っている人がほとんどですが、より高い感染予防効果を得るには下記の条件を満たすようにしてみてください。石けんを使うだけでも、洗浄効果がかなり異なります。

  • 40度程度のお湯を使う
  • 石けんを使用する
  • 石けん30秒+水洗30秒を2セット行い、時間をかけて二度洗いする
  • 手洗い後にはアルコールで手指を消毒する

手洗いの仕方については『感染症予防のための正しい手洗い方法、時間、タイミングとその効果』を参考にしてください。

うがいやマスクについて

うがいは、のどの粘膜に付着した菌やウイルスを洗い流すことと、粘膜の湿度を保つ効果があります。のどの粘膜は、乾燥した状態では防御機能が低下するため、空気が乾燥する冬の間は徹底するようにしましょう。のどを加湿するだけでも感染予防効果があるので、うがいは水道水でも構いません。うがい薬を使うときは、殺菌消毒を目的としたものを選ぶと良いでしょう。詳しくは『感染症予防にうがいは効果ある?うがい薬は使うべき?』でも解説しています。

まとめ

記事で紹介したことをまとめました。

  • 口にするもので洗えるおもちゃは毎日水洗いか水拭き
  • 定期的に日光にあてて日光消毒
  • 便や嘔吐物で汚れたら次亜塩素酸ナトリウムで消毒

市販の除菌グッズも取り入れてみるとよいでしょう。スプレーや置型タイプなど、用途にあわせて色々なものが売られています。それぞれの働きの仕組みなどについては、『除菌スプレーの効果|赤ちゃんにも大丈夫?』『空間除菌の効果・仕組み』もご覧ください。

参考文献

  1. [1]厚生労働省. "保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)" 厚生労働省
  2. https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000201596.pdf(参照2018-12-26)

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