一般的な感染予防
2018.03.26

家族がインフルエンザに感染!家庭内の感染拡大を防ぐには

家族にインフルエンザに感染者が出たとき、家庭内でインフルエンザ感染が拡大しないようにするためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか。家庭内でのインフルエンザの予防方法をドクター監修のもと解説していきます。

家族がインフルエンザにかかってしまった時、他の家族にうつらないようにしたいと思いますよね。家族の中に受験生を抱える場合はその思いはひとしおでしょう。家庭内でインフルエンザ感染が広がらないよう予防方法を解説していきます。

家庭内感染しないためにまずやるべき予防

家族がインフルエンザにかかったかもしれない、またはかかってしまった、そういう時に生活を共にしている家族がまずやるべきことを解説します[1]。

家の中でもマスクを着用する

飛沫感染を防ぐためにインフルエンザにかかった人だけでなく、家族全員がマスクを着用することでウイルスの飛散とウイルスの吸入の可能性が低くなります。

接触する機会を減らす

インフルエンザに感染した人のの2メートル以内に近づかないようにすることが求められます。部屋を分けることが可能であれば別々の部屋で過ごすようにしましょう。部屋を分けるのは淋しい思いをさせてかわいそうな気持ちになるかもしれませんが、基本的には数日間で治るものであり、周りにうつさないことが大事なので、治るまでの間だけ辛抱しましょう。部屋を分けることができない場合は、カーテンやついたてで間仕切りするのも飛沫感染の対策になります。

咳エチケットの徹底

インフルエンザにかかった家族には咳エチケットを徹底させ、飛沫感染や接触感染を防ぐようにしましょう。

  • 咳エチケットとは
    • 咳やくしゃみをするときは、ティッシュで口と鼻をおさえ、他の人から顔をそらす
    • 使ったティッシュは、その辺に置いておくことなく直ちにゴミ箱に捨て、可能であれば口を縛る
    • 咳やくしゃみ等の症状のある人は必ずマスクを着ける
    • 咳やくしゃみをおさえた手、鼻をかんだ手は直ちに洗う

手指の洗浄を念入りに行う

インフルエンザにかかった家族が、トイレに立ったりしたときなど家の中を動いた場合に、どこかに飛沫が付着している可能性もあるので、他の家族が知らない間にウイルスに触れていることがあります。家族全員で手洗いやアルコール消毒による手指の洗浄をこころがけるようにしましょう。特に看病する人は接触を避けられないので、常にマスクを着用することと、手指の洗浄を念入りに行うことを心がけるようにしてください。

そのほか家の中で気をつけるべきこと

飛沫や接触感染が起こりやすいのに、意外と見落としがちな場所、その対策を紹介します。

トイレや入浴時のタオルを共用しない

タオルを共用することで接触感染する可能性が高くなります。手洗いのあとはすぐに捨てることができるペーパータオルを使ったり、インフルエンザが完全に治るまではタオルは使い分けたりするようにしましょう[2]。

空気中のウイルス除去

換気状態の悪い密閉された部屋では空間内のウイルスが蓄積されやすい状態となります。インフルエンザウイルスはくしゃみやせきによって飛散しますが、大半は床に落下しています。しかし、乾燥した部屋では再び空気中に舞い上がり、感染する可能性があります。2~3時間に1回換気をして空気の入れ替えを行い、空間内のウイルスを除去するようにしましょう。換気をしていないときは加湿することでウイルスのはたらきを抑えることができます[3]。

近年では、空間除菌目的とした製品を目にすることも多くなってきています。空間除菌について詳しくは『空間除菌の効果・仕組み』をご覧ください。

人がよく触る場所の除菌

家の中のドアノブ、テーブルや椅子など、人がよく触ると考えられる箇所はこまめに除菌しましょう。他にもくしゃみや咳の飛沫と思われるものは、除菌するようにしておくとよいでしょう。市販されている除菌スプレーやシートを活用したり、水拭きするだけでも一定の除菌効果があります[4]。

インフルエンザの除菌・消毒については『インフルエンザウイルスの除菌・消毒方法』も合わせてご覧ください。

参考文献

  1. [1] 厚生労働省. "個人、家庭及び地域における新型インフルエンザ対策ガイドライン" 厚生労働省. http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/090217keikaku-09.pdf(参照2018-03-12)
  2. [2]厚生労働省. "2012年改訂版 保育所における感染症対策ガイドライン" 厚生労働省. http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku02.pdf(参照2018-03-12)
  3. [3]東京都健康安全研究センター. "ビル利用者のインフルエンザの予防について 建築物衛生のページ" 東京都健康安全研究センター. http://www.tokyo-eiken.go.jp/k_kenchiku/bldg/yobou/(参照2018-03-12)
  4. [4]さいたま市健康科学研究センター. "インフルエンザ自宅療養時の注意点" さいたま市. http://www.city.saitama.jp/002/001/008/002/001/p012440_d/fil/inf.pdf(参照2018-03-12)

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