ウイルスを知る
2018.03.26

ノロウイルス感染症はどのくらい怖い?症状・潜伏期間・対策

ノロウイルスに感染すると嘔吐と下痢に同時に襲われる怖い感染症というイメージがある方も多いでしょう。ノロウイルスに感染したときに起こる症状と、感染予防方法をドクター監修の記事で詳しく解説していきます。

日本では毎年冬になると聞くことの多いノロウイルス感染症。ノロウイルスに感染したことのある人から「上から下から大変な状態でトイレから離れることができなかった」といったような話を聞いたことがあって感染するのが怖いと思われている人は多いかと思います。実際、ノロウイルスに感染するとどうなるのか、感染しないためにはどんな対策があるか解説していきます。

ノロウイルスに感染したらどうなる?症状や潜伏期間は?

毎年ノロウイルス感染症に関するニュースや、身近なところで「あの人がノロウイルスで休んでる」といった話を耳にする機会もあるのではないのでしょうか。感染した場合、どんな症状が出てどれだけつらいのか気になるところでしょう。ノロウイルスの潜伏期間は24〜48時間です。以下に、代表的な症状をあげます。

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 軽度の発熱

感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状が出る場合もあります[1]。

ノロウイルスは怖い感染症?

通常は1日~2日で治り、後遺症もなく、感染しても発症しない場合や症状が軽く済むこともあります。しかし、子どもや高齢者、体力が低下している場合は嘔吐、下痢による脱水を起こし、吐物を詰まらせて窒息する死亡例もあることから注意が必要です[1]。

ノロウイルスの対策法とは?薬はある?

ノロウイルスにかからないようにするためにはどのような対策方法があるか紹介します。

ノロウイルスの感染対策の基本

ノロウイルスの感染経路は以下の3つが考えられます。

  1. 食べ物を通して感染する
  2. 気付かぬうちにウイルスに触れて感染する
  3. 感染した人の吐物や便などが乾いて空気中に舞い上がったものを吸い込んで感染する。

上記のうち3は感染した人が身近にいた場合ですが、1と2は誰にでも起こりうる可能性があります。1、2の感染対策としては、こまめに手を洗うことでウイルスを除去しましょう。食品は十分に加熱することが大切です。3の場合は感染者の吐物や便の処理の際に注意しましょう。使い捨てのエプロンやマスク、手袋を必ず着用して処理を行いましょう。

ノロウイルスの予防について詳しくは『ノロウイルスの予防・対策|どんな方法?予防接種はある?』をご覧ください。

ノロウイルスの治療薬はない

ノロウイルスには予防接種はありません。また、感染した場合、ノロウイルスに直接効く治療薬はないため症状に合わせた対症療法になります。まずは日ごろから手洗いをこまめに実施し、日常生活で感染予防することを心がけることが大切です。

まとめ

ノロウイルス感染症は発症しても通常1日~2日で治ることがほとんどです。症状が軽く済む、または発症しないこともありますので、決して怖い病気ではありません。ただし、嘔吐、下痢が続いて脱水状態になったり、吐物がのどに詰まって窒息したケースがあるため、特に子どもやお年寄りの方、体力が低下している方が感染した場合は気をつけましょう。

参考文献

  1. [1]厚生労働省. "ノロウイルスに関するQ&A " 厚生労働省. http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html(参照2018-03-13)

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